いつまでも出口が見えないトンネルの中に、ひとりぼっちでいるような気持ちでいたのは、8年前、上の子供がまだ赤ちゃんだったころ。
私の子供たち、とても小さかった二人の兄弟は、今では小学三年生と一年生になりました。朝、いってきま〜す、と小学校に行き、ただいま〜、って自分の足で帰ってきます。二人が乳幼児だったころは、いつになったらそんな日が来るのか想像もできなかったし、永遠に楽になる日なんて来ないような気がしていたのにね。
今になってみると、あんなに肩ひじ張らないで、もっと周りの人に甘えればよかったんだな、って思います。スーパーや電車で泣いたりぐずったりしたとき、いたたまれない気持ちで逃げるように外に出たりしたけれど、案外、周りの人たちは暖かい目で微笑ましく思いながら見守ってくれていたんだな、って気づいたりします。
一晩中、よく眠れないのも今のうちだけ。ママにべったりなのも今だけのこと。そうやって通り過ぎた人たちは言うけれど、同じような長い日々が、今、あなたにとってつらいんですよね。私のブログ「ちびこといっしょ」の「赤ちゃんのママへ」にも、”子育てに向いてない”って言葉で探して来てくれる人が毎日のようにいます。寝不足で疲れて追いつめられているかもしれないけれど、大丈夫、いつも真剣に悩みながら必死で赤ちゃんのお世話をしているあなたは、それだけで立派なお母さんです。胸を張ってください。
先は長いから、ゆっくりぼちぼち、周りの人も頼って、一緒に進んでいったらいいんじゃないかなって、あなたに伝えたくて、そして、赤ちゃんのママだったころの私に伝えたくて、このサイトを作りました。
素敵なフォントを提供してくださった「ふい字」さま、そして、私の育児を支えてくれているすべての方たちに、ありがとうの気持ちをたくさん込めて。
2014年6月 ココロデザイン かこ